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イノベーションは、他の産業にも増してライフサイエンス産業の中核をなしています。製薬やバイオテクノロジー、さらにこれらに関連する多様な専門的支援分野において、世界中の大勢の人々に科学を役立てる画期的な方法が、ここフランダースで次々と生み出されています。
面積わずか1万3,500㎢ほどのフランダースに115社ものバイオテクノロジー関連企業があり、1万人余を雇用しています。売上高は合わせて約29億ユーロにのぼり、またフランダース民間企業の研究開発費の約20%を占めています。投資も活発で、これらの企業のうち33社で941件の特許権を所有、1社当たりの平均は29件にもなります。2005年以降、バイオテクノロジー企業5社がIPO(新規株式公開)を行なっており、合計で2億1,300万ユーロの資金を集めています。
フランダースが選ばれる10の理由
1. 植物バイオテクノロジーにおける比類ない専門能力
2. 医薬品の生産と研究開発における世界的リーダー
3. 工業バイオテクノロジーにおける専門能力と開拓力
4. 革新的なサプライヤーとサポートサービス
5. 世界的に知られる研究機関-VIBとIMEC
6. 優れた人的資本
7. 研究開発に対する幅広い助成
8. 政府の産業注力
9. ライフサイエンスクラスターへの幅広いサポート
10. ベルギー・フランダース政府貿易投資局・・・事業開始、拡大の支援
1. 植物バイオテクノロジーにおける比類ない専門能力
フランダースは植物バイオテクノロジーの誕生地として広く知られています。1980年代、フランダースの科学者たちが初めて植物の遺伝子配列とゲノム配列を解読しました。現在世界中で利用されている植物遺伝子改良技術は、フランダースで発見されたのです。これまでに蓄積されている専門知識は世界に類を見ず、フランダースが多様な植物バイオテクノロジー企業を育てる理想的な環境であることを証明しています。科学におけるフランダースの優位性は、植物バイオテクノロジーの分野で活動する中小企業と多国籍企業の両方に大きな利益をもたらしています。
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ご存知ですか・・・
フランダースのマルク・ヴァン・モンタギュー(Marc Van Montagu)博士は、現在のバイオテクノロジーの基礎を築いた人物です。同僚のジェフ・シェル(Jeff Schell)教授とともに発見したアグロバクテリウムと植物の間の遺伝子導入メカニズムは、遺伝子組み換え植物の開発につながっています。
フランダースのバイオテクノロジー企業クロップデザイン(CropDesign)社は、設立から10年足らずで世界的に知られる農業バイオテクノロジー企業に成長しました。2006年には、作物生産分野における独自の知識基盤と専用の研究プラットフォームTraitMill™を有するBASF傘下に入っています。
ゲント(Ghent)に拠点を置く農業バイオテクノロジー企業デフゲン(Devgen)社は、新しいハイブリッド種子の開発、生産、商品化における世界的企業です。現在、Devgenはハイブリッド種子をインド全域の農家に販売しています。これにより同国では水や農地、労働力の確保の点で農業問題が深刻化しているにも関わらず、農業生産高が伸びています。
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2. 医薬品の生産と研究開発における世界的リーダー
フランダースは医療分野で世界的に知られる地域です。世界の医薬品生産量の5%がフランダースで製造され、世界的な製薬企業が様々な施設をフランダースに構えています。また、フランダースの大学やグローバル企業の子会社からスピンオフした前途有望なバイオ製薬企業の多くが、フランダースが持続可能な成長を育む理想的な環境であると見ています。
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ご存知ですか・・・
ルーヴェン(Leuven)に拠点を置くバイオテクノロジー企業タイジェニクス(Tigenix)社は、再生医療分野に応用できる画期的な細胞療法を開発しています。Tigenixが進めている研究は関節炎を予防し、発症を遅らせ、また長期的な治療法となる細胞療法です。
フランダースのバイオテクノロジー企業トロンボジェニクス(ThromboGenics)社は、血管系に関係する諸症状の治療法開発に特化しています。主力製品であるMicroplasminにより、焦点硝子体黄斑付着と呼ばれる視覚障害の非手術療法の開発を進めています。
フランダースのPuursには、ファイザー(Pfizer)の欧州最大の生産・包装施設があります。同社では世界2番目の規模の生産サイトで、1,400人以上を雇用しています。
2009年2月、フランダースのバイオテクノロジー企業ガラパゴス(Galapagos)社は、アルツハイマー病の治療で重要な役割を果たす薬剤標的を発見しました。この画期的な発見は、世界で最も権威ある科学誌『サイエンス』に掲載されました。米国特許庁はこの発明に対しガラパゴス社に特許を付与しています。
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3. 工業バイオテクノロジーにおける専門能力と開拓力
他に類のないライフサイエンスクラスターに加え、フランダースには欧州最大の化学クラスターと多くの国際的な食品企業も存在します。こうした産業構造は、充実した輸送インフラともあいまって、バイオテク企業にとって理想的な周辺環境を形成しています。主要企業数社は、様々な生態系による再生可能な原材料、中間材料、プロセスツールの転換に注力しています。フランダースではさらに、工業バイオテクノロジー活動を欧州トップレベルに急成長させるべく、先見的なプロジェクトが進められています。
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ご存知ですか・・・
デンマークのダニスコ(Danisco)社の傘下にあるジェネンコア(Genencor)社は、世界第2位の工業バイオテク企業です。ブルージュ(Bruges)にある生産施設は、産業用酵素生産のベンチマーク施設で、同社で最も汎用性と柔軟性の高いオペレーションを実現しています。
フランダースで初めてバイオエタノールを生産したのは、フランス資本の製糖グループ、テレオス(Tereos)です。バイオエタノール生産で欧州1位(世界では5位)のテレオス社は最近、子会社のシラル(Syral)を通して2,000万ユーロを投じ、バイオエタノール専用の生産施設をアールスト(Aalst)に建設しました。
フランダースと隣国オランダは、バイオテクノロジーの最先端研究・訓練施設の建設を進めています。このBio Base Europeは、バイオ経済に向けた欧州初のオープンイノベーション教育センターとなります。
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4. 革新的なサプライヤーとサポートサービス
ライフサイエンス産業が盛んなフランダースには、革新的なサプライヤーとサポートサービスが十分に揃っています。臨床試験をはじめ、最先端の製品開発や実験機器サプライヤー、ライフサイエンス特許事務所、ロジスティクス専門業者まで、実績ある企業がサービスを提供し、フランダースのライフサイエンス産業の持続可能な成功を支えています。
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ご存知ですか・・・
SGSは、アントワープにある2つの病院にフェーズI臨床試験サービスを提供しています。フランダースの人口は比較的少ないにもかかわらず、適切な被験者をスムーズに集めています。
2007年、インド最大の製薬会社ランバクシー(Ranbaxy)社は、医薬品の欧州物流センターの立地先にフランダースを選びました。現在、アントワープの施設では月100~150トンの医薬品を取り扱い、欧州全域の卸売業者、販売拠点へ配送されています。
フランダース企業のVerhaertは、フィリップス・メディカル・システムズ(Philips Medical Systems)、バクスター(Baxter)、ファイザー(Pfizer)、シェリング・プラウ(Schering-Plough)など国内外の幅広い顧客からライフサイエンス分野の研究を委託されています。
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5. 世界的に知られる研究機関-VIBとIMEC
人々の生活の質を高める革新的なソリューションを開拓する研究機関を持たない地域が、ライフサイエンスの分野で優位に立てるわけがありません。欧州でも際立ったバイオテク研究機関のVIBを擁するフランダースは、今後も確実にこの分野をリードしていくでしょう。国際的に知られるナノエレクトロニクスとナノテクノロジーの研究機関IMECについても同様です。一流の科学者が集まり、国際的大企業やスピンオフ企業と多くの国際的なコラボレーションプログラムを手がけるVIBとIMECは、フランダースのライフサイエンスの原動力となっています。
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ご存知ですか・・・
VIBは現在までに500件以上のR&D契約とライセンス契約を結んでいます。2008年、VIBの技術移転活動による売上高は合計1,700万ユーロを超えました。
VIBは、ベンチャーキャピタルより資金提供を受けるバイオテク企業5社を含め、これまで10のスピンオフ企業を設立しています。これらのスピンオフ企業は、3億4,000万ユーロ(フランダースおよび国際的なベンチャーキャピタルファンドからの2億ユーロを含む)の資金を集め、400人超を雇用しています。
IMECは、医療用ナノテクノロジーの研究を行なっています。IMECの研究から生まれる微小デバイスとシステムが未来の医療を変えていきます。
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6. 優れた人的資本
新薬の研究、最新の生産工程の開発のみならず、生産、ロジスティクス、その他多岐にわたるサポートサービスにおいても、ライフサイエンス産業では「人」が重要な役割を果たします。フランダースは、ライフサイエンス産業における優れた人的資本で世界中に知られています。高等教育機関の教育課程は世界最高水準で、高い生産性と多言語能力、そして他の文化に対する感性と寛容の精神を持ち合わせています。これらは今日の世界経済でビジネスを行なう上で、極めて重要な要素と言えるでしょう。
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ご存知ですか・・・
フランダースの教育制度は世界的にも高く評価されています。経済協力開発機構(OECD)の2008年度学習到達度調査PISAで、フランダースの15歳の学生は、科学、数学、読解力で目覚しい成績を挙げました。
フランダースは、ライフサイエンス産業の経営面にも目を向けています。フランダースが誇るゲント大学とルーヴェン大学は、世界レベルのビジネススクールを共同開発し、ブレリック・ルーヴェン・ゲント経営大学院(Vlerick Leuven Ghent Management School)を設立しました。
2009年初め、フランダースの著名な研究者Christine Van Broeckhoven氏は、アルツハイマー病など人間の脳疾患の原因に関する先駆的研究により、フランス最高の名誉勲章であるレジオンドヌール勲爵士を授与されました。
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7. 研究開発に対する幅広い助成
ライフサイエンスのベンチャー企業にとって、複雑でリスクの高い研究を遂行するためには資金の調達が成功のカギを握ります。製品が開発され市場を見出すまでに、一般的には10年以上の歳月を要します。フランダースでは、官民のベンチャーキャピタル企業が提供する資金を活用し、多数のライフサイエンス企業が設立されています。さらにフランダース政府は、フランダースでライフサイエンス分野のイノベーションを目指す企業のために、IWT(フランダース科学技術イノベーション促進機構:Institute for the Promotion of Innovation by Science and Technology in Flanders)を通して独自の助成プログラムを用意しています。
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ご存知ですか・・・
フランダースのキャピタルファンドGimvは、1980年代からライフサイエンスに投資しています。ユーロネクスト・ブリュッセル(Euronext Brussels)に上場しているGimvの現在の資産運用額は、約18億ユーロです。
2008年のIWT予算2億8,500万ユーロのうち、1億ユーロがライフサイエンスの研究に投じられました。資金は370件の承認プロジェクトに向けられています。
2007年にフランダースのバイオテク企業に投じられたベンチャーキャピタルは、総額約1億ユーロでした。そのほとんどを、フランダースのキャピタルファンドGimv、Biotech Fund Flanders、EIF(欧州投資基金:European Investment Fund)の資金が占めています。
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8. 政府の産業注力
ライフサイエンスはフランダースにとって戦略的に重要な産業です。ベルギー連邦政府は、フランダース地域でR&D活動を行なう国内外企業のために、法律面でも会計面でも競争力のある環境を創出することに注力しています。幅広い税制上の優遇措置と(前)臨床試験を迅速かつ柔軟に開始できる独自の法的枠組みを備えるフランダースは、ライフサイエンスで競争優位性を求める企業にとって、欧州有数のテクノロジー推進地域です。
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ご存知ですか・・・
人体実験に関するベルギーの法律は、臨床試験の承認所要時間を可能な限り短く設定しています。現在、フェーズIで15日、フェーズI~IVで28日となっています。
フランダースに所在する企業は、特許収入の80%を課税純利益から控除することができます。こうした措置により、フランダースは欧州でも競争力の高い税制を持つ地域のひとつに数えられています。
フランダースは、研究者を対象とした優遇税制を設けています。フランダースで研究開発を行なう企業は、研究者(修士号・博士号保有者、エンジニア)の給与源泉徴収税が最大75%免除されます。
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9. ライフサイエンスクラスターへの幅広いサポート
フランダースは何十年にもわたり、ライフサイエンス分野の草分け的な役割を果たしてきました。そのためフランダースには、ライフサイエンス産業の利益保護団体が多数あり、業界の持続的な成長を支援しています。企業は、全政府レベル(地域、連邦、欧州)で力強いサポートを受けられます。
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ご存知ですか・・・
FlandersBioは、フランダースのライフサイエンスを支援する非営利団体です。フランダースにおけるバイオテクノロジー企業にとって最も協力的な条件を整えることを使命としています。
Essensciaは、フランダース政府、ベルギー連邦政府、EUの各当局と緊密に連携し、効率的で健全なビジネス環境の創出に努めています。長い歴史と多くの会員企業を擁し、様々なレベルで強い影響力を発揮しています。
医療業界総連合のPharma.beは、ベルギー医療業界の利益保護団体です。会員企業146社で直接雇用2万9,000件、売上高は39億ユーロにのぼります。
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10. ベルギー・フランダース政府貿易投資局・・・事業開始、拡大の支援
ベルギー・フランダース政府貿易投資局(FIT)は、フランダースでの事業の開始または拡大を検討する外国企業にサポートを提供しています。経験豊富で多言語に堪能なスタッフが、欧州有数の経済圏であるフランダースに効率的かつ効果的に進出できるよう支援します。FITは世界95ヶ所にオフィスを構え、世界中どこからでも迅速な支援を提供できる体制を整えています。また、フランダース全土に活発なネットワークを有し、フランダースの現地情報もきめ細かく提供しています。
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ご存知ですか・・・
・・・FITは、個々の企業に最適なロケーションの選定を支援します。
・・・FITは、ナレッジ&コンタクトセンターとして貴社を総合的に支援します。
・・・FITは、助成金や支援策に関する有益な情報を提供します。
・・・FITは、法的要件の準拠を支援します。
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